01どんな治療もメンテナンス(予防)がうまく行かなければ長持ちしない
修理に出し、元通り使えるようになった後でも、それらを丁寧に扱い、定期的にメンテナンスをしていけば、さらに、そのモノ自体の耐久性が延長され、長持ちすることはお分かりでしょう。
愛車やパソコン、電化製品等など。
モノには、必ず寿命がありますが、大切に使っている人ほど、それらを長く使いこなせています。
これは、人間のカラダも同じです。
そして、そのカラダの一部である「歯」も同じです。
もちろん、人間には自然治癒力というものが備わっていますので、あらかた、この自然治癒力がメンテナンスしてくれます。
しかし、それに頼り切っていると、知らず知らずのうちに新たな問題が生じてしまいます。
「歯」に起こる様々な問題も同じです。
よって、定期的なメンテナンスで歯の寿命を大きく延ばすことが大切なのです。
そのために、歯科医である私は、定期的に歯医者さんに通うことを強くお勧めいたします。
たとえ、どんなに最先端の治療を受けて、その場は治ったとしても、メンテナンスを軽視してしまえば、再度治療が必要になってしまう場合もあります。私が考える一番大切な歯科治療が、メンテナンス(予防)歯科治療です。
02歯科用顕微鏡を使ったメンテナンス
『PMTC』とは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯石除去や歯面清掃の事を指します。
毎日、自分できちんと歯磨きをしているつもりでも、磨き残しが生じることがあります。歯並びの悪い方はもちろんのこと、歯並びの良い方でも、この磨き残しはあるのです。
この、日常の歯磨きで落ちない歯の汚れを、歯科医院にてプロのスタッフが専用機器を用いて綺麗にクリーニングするのが『PMTC』です。
しかし、『PMTC』には一つ注意点があります。
この『PMTC』を、ただ漫然と繰り返すだけだと、歯にダメージを加えてしまう場合があります。
つまり、効能と副作用は常に共存するのです。
そのため、これらの副作用を極力無くしながら最大の効果を得るためには、よく『診ながら』行うことが重要です。
また、定期的にメンテナンス(検診)をしていても肉眼では見落としが生じやすい事を覚えておきましょう。
そこで、活躍するのが歯科用顕微鏡です。
歯科用顕微鏡でよく『診ながら』歯科メンテナンスを行います。そうすることで、歯へのダメージを減らすことが可能です。
よりプロフェッショナルな歯のクリーニングを行う事が可能になります。
当院では、すべての歯科メンテナンスは、歯科用顕微鏡を用いて精密に行います。
03診療後には、かならず治療の映像を確認します
その日に、歯科用顕微鏡下でどんな処置が行われたのか?
その、処置内容をしっかり見て頂くことで、ご自身の歯の治療がハッキリと理解できるようになります。
たとえ、歯科用顕微鏡を使ったとしても患者さんに見せられないような治療では意味がありません。
治療の質を保証するためにも録画映像を確認していただくのです。
『狭い口腔内で、どんな治療をされているか分からない』という、閉鎖的な歯科治療ではなく、患者さんと一緒に確認しながら治療に取り組んでいくのが、当院の目指す歯科治療です。
04歯科用顕微鏡をつかったメンテナンスの流れ
1.診察
お口の中を、歯科用顕微鏡を使って隅々まで確認します。必要に応じて口腔内撮影を行います。
2.クリーニング
より隅々まで、丁寧にクリーニングを行います。
3.確認
クリーニングの内容、現在のお口の状態を録画映像で確認していただきます。
4.次回予約
メンテナンスは、定期的に行うことをおすすめしています。(月1〜数ヶ月に1回程度)