01確実に抜歯するための顕微鏡歯科治療
よくあるトラブルの一つが、歯の根っこの先端が折れて残ってしまうというトラブルです。
これは、歯を抜いた後に出来る穴(抜歯窩)が暗くて深いため、治療時の出血などでよく見えないために起こることが多いです。
肉眼や拡大鏡下での治療では、よく起こる重大なトラブルです。
右側の写真は、抜歯後なのに、まだ歯の根っこが残ってしまっているレントゲン画像です。
これを回避するために活躍するのが歯科用顕微鏡です。
歯科用顕微鏡で患部を拡大して見ながら抜歯することで、歯の根っこなどを残すことなく、確実に抜歯する事が可能になります。
02インプラント治療とは歯科治療では最終段階の治療
日頃から歯科メンテナンスを続けていれば、つらい思いをしながら歯科治療を受ける機会を減らすことができます。
しかし、運悪く歯を失ってしまう場合もあります。
その場合の治療法として『インプラント治療』があります。
インプラント(implant=植え付ける)とは、人工歯根療法とも言われ、失った歯の顎の骨に人工の歯根を埋め、それを土台にして人工の歯を固定する方法です。
もちろん、外科手術が必要となり、誰でもインプラント治療が出来るわけではありません。顎の骨が極端に薄い人がインプラント治療を希望する場合などは骨移植が必要となります。
03動画でみる歯科用顕微鏡下でのインプラント治療
歯科用顕微鏡を用いたインプラント治療は、より精密なインプラント治療を実現出来ます。
こちらの動画は、親知らず抜歯時に、根の先が折れて骨の中に残ってしまった事例の動画です。
そのままではインプラントはできません。骨の奥底に歯の根っこが残ってしまったケースは、除去することが難しいのですが、歯科用顕微鏡を用いて注意深く観察することで安全に取り出すことができます。